ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

応用経済学への招待 産業と企業社会の今をさぐる

  • 秋講座

堀内 俊洋(早稲田大学名誉教授)

曜日 金曜日
時間 14:45~16:15
日程 全6回 ・11月08日 ~ 12月13日
(日程詳細)
11/08, 11/15, 11/22, 11/29, 12/06, 12/13
コード 130726
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・企業・経済の変貌や浮沈を探る糸口を会得すること。
・身近な経済現象を自分なりに捉える習慣を身につけること。
・経済・企業活動を解きほぐしていく基本の考えに慣れ親しむこと。
・常に社会的な問題意識を持って身の回りを見ることの興味深さを納得できるようになること。

講義概要

身近な産業や経済の変貌の事例も踏まえ、今を生きていく上での「知恵」とも言える経済理解の基本的な考え方を解説する。本講座は、①最初に基本的な考え方、②その現れ方、③事例紹介、④まとめ、という構成とする。特に強調しておきたいキーワードは、(1)競争と協調の兼ね合いの重要性、(2)企業・社会活動の差別化と多角化、この2つの基本である。この2つの基本から一貫した視点でビジネス競争を観ていくことが、現代社会の理解に繋がる近道であり、現実的かつ理論的な理解に至ることを可能とする。これらがいかに現代社会に関する理解を深めうるか、身近な2つの事例研究(パン産業と商店街競争)を取り上げて、ともに学んでみたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/08 基本を理解する:イントロダクション 1).経済・産業・企業の変貌は大きくまた予想できないものである。
2).そこでは競争は当然であり、その根本を解説する。我々の社会における経済競争とはスポーツの競争とも通じる面があり、そのような身近な例をあげて根本アイデアを解説する。
3).2つの主要な切り口の重要性としてまとめる。①競争と協調、②変化と継続という2つの相対立する行動の兼ね合いとその重点の移り変わりが肝心である。
2 11/15 企業の実際的な活動原理:差別化と多角化 1).今日では企業はもちろん、個人も自治体も国レベルもすべからく協調も必要だが、競争意識が不可欠で、その第1の要諦が多角化マネジメントと梃子である。
2).次に関連するのが、競争に勝ち抜く第2の要諦である差別化戦略とそのマネジメントである。
3).差別化も多角化も、十分に練られて展開されるが必ずしも成功するとか決して言えない。そこが理解の切り口である。
3 11/22 身近な事例研究その1:パン産業 1).大変身近な産業例です。ここでも企業の変貌、産業全体の変貌は、差別化と多角化によってもたらされている。
2).企業のこの競争対応の結果として消費者はメリットを得ている。
3).同時に企業もメリットを得ているが、社会全体としてどのように評価できるかを考えていく。
4 11/29 身近な事例研究その2:商店街 1).産業には膨大なバラエティがあるが、それは商品の多様さに象徴され、また商店街の魅力ともつながっている。
2).競争によって商品の浮き沈みがあり、それは商店街の大きな変貌としてあらわれる。
3).身近にみられるその変貌の様子、原因、を探り、自分なりに経済学・経営学のアイデアを使って考えていく。
5 12/06 現実レベルではマネジメントも重要性があることを考える 1).今日、虚業・経済の変貌は、マネジメントによって大きく左右されることを理解する。
2).そのマネジメントの重要性は国家レベル、地域レベル、また個々人レベルでも同様であることを考えていく。
3).その思想や考え方に触れながら、企業・産業の変貌と関連づけて行く。
6 12/13 さらなる例示なども踏まえ総括的な議論 1).社会は予想できない展開を見せるが、その核心的な原因を総括的にまとめる。動態的変貌と呼ぼう。
2).その際には、ここで説明した事例研究も含め、この動態的変貌のそれ以外の今日的ないくつかの象徴的な事例も紹介する。
3).産業、経済の理解を深め、自らの参照とするためには、競争と協調という下で、現実感覚、事例理解が不可欠であることを改めて確認する。

テキスト・参考図書

参考図書
『産業組織研究』(早稲田大学出版部)(ISBN:978-4657180179)

講師紹介

堀内 俊洋
早稲田大学名誉教授
2019年3月まで早稲田大学政治経済学部教授、専門分野は産業経済論、23年間「産業組織論」講義を担当。主な著作は『産業組織研究』(早稲田大学出版部、2019年)、『ベンチャー本田の成功法則』(東洋経済新報社)、『産業組織論』(ミネルヴァ書房)。ベンチャーや経営の実践も含め、産業経済分析で幅広く活躍している。
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