ジャンル 世界を知る

早稲田校

国際関係でみる清朝

  • 夏講座

柳澤 明(早稲田大学教授)

曜日 月曜日
時間 13:00~14:30
日程 全6回 ・07月22日 ~ 09月02日
(日程詳細)
07/22, 07/29, 08/05, 08/19, 08/26, 09/02
コード 120325
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,496
ビジター価格 受講料 ¥ 20,120

目標

・清帝国の成立・拡大過程と、それを可能にした要因を考える。
・清帝国を核とする国際関係の構造を多角的に探求する。
・19世紀における伝統的国際秩序の解体・再編過程を検討する。

講義概要

中国東北の一角を占める小集団であったマンジュ(満洲)人は、16世紀末から勢力を拡大し、ついには世界史上有数の大国である清帝国を作り上げました。この講義では、まず清帝国の形成・拡大過程を概観した上で、特に国際関係という角度から、清朝のもつ特色と多面性を探ります。そして19世紀以降の激動の中で帝国が解体し、そこから現代につながる「中国」が現れてくる過程についても検討します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/22 清帝国の形成1 小集団であったマンジュ(満洲)人が、ヌルハチによって八旗制のもとに統合され、モンゴル人や漢人をも加えて、国家としての形を整えていく過程を概観します。
2 07/29 清帝国の形成2 清朝が中国内地に対する支配を確立し、さらにモンゴル・チベット・新疆などの内陸アジア諸地域をも包摂する大帝国に成長していく過程を概観し、それを可能にした要因を考えます。
3 08/05 清朝と東アジア 17世紀末〜19世紀初めの東アジアは、清朝を核とする秩序のもとで、朝鮮、日本、琉球などが奇妙に安定した関係を築いていました。この「奇妙な平和」の構造と内実を探ります。
4 08/19 清朝とロシア ヨーロッパ諸国の中で、ロシアは、清朝と国境を接し、早い時期から複雑な外交交渉をもった点で、特異な存在でした。19世紀以前の両国間のユニークな関係を構造的に探求します。
5 08/26 清帝国の解体1:東アジア国際秩序の変動 アヘン戦争前後に始まるヨーロッパ諸国の圧力の中で、清朝を核とする東アジアの国際秩序が崩壊し、あらたな国際関係の枠組みが形成される過程を検討します。
6 09/02 清帝国の解体2:内陸アジアの「領域化」 ロシアやイギリスの勢力が内陸アジアに伸びてくるのに対抗して、清朝が逆にこの地域に対する統制を強め、近代的な領域国家へと変質していく過程を検討します。

テキスト・参考図書

参考図書
『ハンドブック近代中国外交史』(ミネルヴァ書房)(ISBN:978-4623084906)
『中央ユーラシア史研究入門』(山川出版社)(ISBN:978-4634640870)
『変容する近代東アジアの国際秩序』(山川出版社)(ISBN:978-4634344105)
『清朝と近代世界(シリーズ中国近現代史1)』(岩波書店)(ISBN:978-4004312499)
『紫禁城の栄光』(講談社学術文庫)(ISBN:978-4061597846)

講師紹介

柳澤 明
早稲田大学教授
早稲田大学文化構想学部・文学部で「アジア史概論」「アジア史特殊講義」等を担当。専門分野は清朝史。特に清―ロシア関係史、八旗制をめぐる民族関係を、満洲語等の史料を用いて研究している。『中央ユーラシア史研究入門』(山川出版社)の第7章「露清関係の展開と中央ユーラシア」を執筆。
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