ジャンル 世界を知る

中野校

「アラビアンナイト」の考古学

  • 秋講座
  • 資料配付

長谷川 奏(早稲田大学客員教授)

曜日 月曜日
時間 15:00~16:30
日程 全5回 ・11月18日 ~ 12月16日
(日程詳細)
11/18, 11/25, 12/02, 12/09, 12/16
コード 330317
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

中東というと、砂漠におおわれたモノトーンの世界と想像されがちであるが、実はそうではなく、洋の東西を結ぶイスラームの広域ネットワークは、異域の自然や文化をも取り込んで、色彩感豊かな不思議世界を創り上げていたことを、考古学の観点から学ぶ。

講義概要

『アラビアンナイト』は、中世のイスラーム世界で生まれ、ヨーロッパで魅力が発見された物語である。それぞれの夜話が完成度の高いストーリーであるが、また往時のイスラーム世界が作り上げていた広域経済圏や、豊かな物質文化と独創的な精神文化など、興味深い歴史的な題材に満ちた資料でもある。そこで本講義では、原典所収のものと翻訳時の挿話の間に垣根を設けず、双方から広く知られた物語の文学的な魅力に触れつつ、王族と庶民、都市と砂漠、地理概念と先端技術などさまざまなトピックを拾い上げ、イスラーム考古学の視点から紐解いていきたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/18 王・王妃と王宮の生活 ― シャフリヤール王とシェラザード妃 ―  
2 11/25 都市の暮らし(「せむしの物語」「目覚めて起きるもの」から)  
3 12/02 砂漠をわたる遊牧の社会(「アリババと40人の盗賊」から)  
4 12/09 ランプの日常とジンの超自然(「アラジンと魔法のランプ」から)  
5 12/16 異域にみる未知の世界(「海のシンドバードと陸のシンドバードとの物語」から)  

テキスト

参考図書
『アラビアン・ナイト(1)〜(18)+別巻』(平凡社東洋文庫)前嶋信次+池田修 訳
『千夜一夜物語と中東文化』(平凡社東洋文庫)(ISBN:978-4582806694)前嶋信次 著、杉田英明 編
『アラビアンナイト ― 文明のはざまに生まれた物語』(岩波新書)(ISBN:978-4004310716)西尾哲夫 著
『イスラム技術の歴史』(平凡社)(ISBN:978-4582532203)アフマド・Y.アルハサン 他著、多田博一 他訳
『カイロの邸宅 ― アラビアンナイトの世界』(丸善)(ISBN:978-4621035047)木島安史 著

講師紹介

長谷川 奏
早稲田大学客員教授
1958年愛知県生まれ。考古学者。専門は古代末期〜初期イスラーム時代の物質文化研究。早稲田大学総合研究機構客員教授、文学博士。著書に『初期イスラーム文化形成論―エジプトにおける技術伝統の終焉と創造』(中央公論美術出版)、『地中海文明史の考古学―エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)等がある。
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