ジャンル 寄付講座

早稲田校

熊野と出雲から記紀神話を読み解く 〜日本書紀編纂1300年記念〜

  • 秋講座
  • オムニバス

池田 雅之(早稲田大学名誉教授)
松本 直樹(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
三石 学(みえ熊野学研究会運営委員長)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全3回 ・12月07日 ~ 12月21日
(日程詳細)
12/07, 12/14, 12/21
コード 130001
定員 150名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 3,300
ビジター価格 受講料 ¥ 3,795

目標

記紀神話の成立・誕生には、外来からの思想の影響、アジアや南太平洋地域との交流で出雲神話、熊野神話などが誕生しています。そうしたグローバルな文化交流の視座を大切にしながら、熊野と出雲の神話世界を新しい視点から読み解いていきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 12/07   【スサノオの熊野とオオクニヌシの出雲】
記紀神話において、オオクニヌシはスサノオからいかなる試練を受けて、地上の王となったのか。出雲と熊野で繰り広げられるニ神の葛藤のドラマを通じて、日本国形成の過程を語ります。(池田 雅之)
2 12/14   【建国神話としての記紀神話を読み解く】
記紀神話は、大和王権国家の成立を説くために編纂された「日本」建国の神話である。その意味では、人の生死や村の起源を説いて共同体の掟として伝承されていた本来の神話とは異なるものである。しかしながら、その素材には世界の諸民族と共通する要素を持つ神話もあり、列島各地で信仰されていた神々が多数登場していて、記紀編纂以前に列島にあった古代人の思想や文化の累積を見て取ることが出来る。地方の神話を大和王権がどのように受け止めて記紀神話を作ったのか、そして、地方はその記紀神話をどう受け止めたのか。列島古代における精神史上の「日本」誕生の様相を、記紀や風土記の神話を読みながら見届けたい。(松本 直樹)
3 12/21   【出雲神話と熊野神話はどう違うのか?】
古事記神話の中心をなすオオクニヌシの国譲り神話やスサノヲのヤマタノオロチ退治の出雲と、主に日本書紀に詳しく記される神武天皇の建国神話の熊野を「日沈みの出雲」と「日が出ずる熊野」の視点で考えてみたい。(三石 学)

備考

東紀州地域振興公社主催の現地でのフィールドワークが2020年3月上旬頃に実施される予定です。詳細は講座の中でご案内いたします。
[お問い合わせ]東紀州地域振興公社 電話:0597-23-3784 このフィールドワークについて、当センターは企画・運営にはかかわっておりません。

講師紹介

池田 雅之
早稲田大学名誉教授
早稲田大学名誉教授。専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『ラフカディオ・ハーンの日本』(角川選書)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。

松本 直樹
早稲田大学教育・総合科学学術院教授
1963年東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学専任講師、准教授等を経て、2008年より現職。教育・総合科学学術院長、教育学部長等を歴任。2018年11月より同大学理事。専攻は日本文学(上代)。著書に『神話で読みとく古代日本』(ちくま新書)等がある。
三石 学
みえ熊野学研究会運営委員長
1955年三重県生まれ。島根大学文理学部卒業。専門分野は地理学、民俗学、郷土史。「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録のイコモス調査の際に説明員を担当。共著書に『海の熊野』『祈りと再生のコスモロジー』『三重県謎解き散歩』『地名は警告する』『お伊勢参りと熊野詣』などがある。
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