ジャンル 人間の探求
八丁堀校
社会人のための必修教養講座 身近な哲学のすすめ “Philosophy of all Things (PoT)”の実践
高橋 章仁(国士舘大学・聖学院大学講師)

曜日 | 木曜日 |
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時間 | 19:00~20:30 |
日程 |
全3回
・08月22日 ~
09月12日 (日程詳細) 08/22, 09/05, 09/12 |
コード | 220509 |
定員 | 40名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 8,748 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,060 |
目標
・私たちを取り巻く様々な「コト」を題材にして、哲学的に考えることの意義を学び、それを共に実践する。
・哲学者たちの言葉から日常生活にいかしていけるようなヒントを読みとる。
講義概要
近年、紙面を賑わしている「IoT」という言葉をご存じでしょうか。これはInternet of Things の略で、情報機器だけではなく家電や日用品など様々な「モノ」がインターネットを通じてつながっていることを表す言葉です。じつは哲学にも同じことが言えます。「PoT」(Philosophy of all Things)は、仕事、生活、子育てといった、私たちの営むあらゆる「コト」に、哲学的思考が働いていることを指す造語です。もし哲学に対して難しい言葉をこねくりまわすとっつきにくい学問だという印象を抱かれているのであれば、その誤解を解かねばなりません。哲学はもっと身近なものです。
今回は「遊ぶこと」を中心テーマに据えます。遊ぶことと働くことは、ときに対立し、ときに重なり合いもします。「遊ぶ」ということの本質を捉えようとする試みを通じて、あらためて仕事と遊びとの関係を考え、さらに「働く」という日々の営みに新たな視点を獲得すること、それが本講座の課題です。こうした誰もがかかわらざるを得ない身近なテーマについて、先人たちの言葉にも当たりながら、皆さんとともに掘り下げて考えていきます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 08/22 | 日常のなかで哲学的に考えるとはどういうことか | |
2 | 09/05 | 哲学者たちが「遊び」をどのように捉えていたか | |
3 | 09/12 | 「遊ぶこと」と「働くこと」 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆前回と異なるテーマを取り扱いますので、前年度に同名講座を受講された方もふるってご参加ください。
◆毎回前提となる知識をゼロにして解説していきますので、前年度に受講されていない方々も大歓迎です。
講師紹介
- 高橋 章仁
- 国士舘大学・聖学院大学講師
- 1967年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(哲学・早稲田大学)。専門分野は近現代ドイツ哲学。ヤスパースをドイツ観念論との関連から読み解くことに主たる関心がある。訳書に『シェリング』(行人社)がある。