ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

明治初年の日本と攘夷思想 ナショナリズムなのか?排外主義なのか?

  • 冬講座
  • 資料配付

鵜飼 政志(駒澤大学・明星大学講師)

曜日 金曜日
時間 14:45~16:15
日程 全4回 ・02月15日 ~ 03月08日
(日程詳細)
02/15, 02/22, 03/01, 03/08
コード 140207
定員 40名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,664
ビジター価格 受講料 ¥ 13,413

目標

・攘夷思想は幕末より明治初年のほうが浸透していた意味を考えてみる
・なぜ明治初年に攘夷事件が頻発したのか、その背景を理解する
・天皇の江戸行幸・東京遷都と攘夷思想・事件頻発の関係を理解する
・諸外国は明治初年の日本と新政権をどう理解したのか考えてみる

講義概要

攘夷思想の終焉が倒幕に発展して政権交代となり、明治日本は西洋化の道を歩んだと通説は説きます。しかし、実際の歴史は異なります。攘夷事件は幕末よりも多く、諸外国は明治新政府を排外思想と反動権力の象徴と疑い、外交関係の中断を通告しました。明治政府は、こうした状況を1869年夏に来日した英皇子アルフレッドの国賓接遇で乗り切ります。その後、攘夷事件が発生しなくなったことから、諸外国も対日関係が転機を迎えたとみなしました。この経緯を講義します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/15 条約継承と攘夷事件の連続 明治新政府による条約継承の一方で、連続した外国人殺傷事件(神戸事件・堺事件ほか)について、その背景と実態を概観します。
2 02/22 対外和親と万国対峙の現実 権力基盤が脆弱であったため、対外和親を宣言する一方で非現実的な西洋化政策を打ち出した明治新政府と、この政権に参加した諸大名の思惑、新政権の直轄地であった京都・大阪、江戸・横浜などで横行した攘夷思想について概観します。
3 03/01 天皇の江戸行幸・東京遷都と攘夷事件の頻発 権力の安定化を企図した明治新政府の天皇行幸・遷都にともなって頻発した外国人暴行問題と、諸外国による外交関係中断通告の経緯を概観します。
4 03/08 英皇子の来朝と攘夷思想の終焉(?) 諸外国に対する信頼回復のために明治新政府が挙行した英皇子アルフレッドの国賓接遇・国内取締と、これをもって攘夷の終焉と理解した駐日外交団の対応について概観します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆各回の講義内容については、講座の進行度合等により変更する場合がございます。
◆補講は3月15日を予定しています。

講師紹介

鵜飼 政志
駒澤大学・明星大学講師
1966年生まれ。博士(史学)。明治維新史専攻。早稲田大学大学院 / 学習院大学大学院修了。駒澤大学・明星大学講師。著書に『幕末維新期の外交と貿易』(校倉書房)・『歴史をよむ』(共編著、東京大学出版会)・『きのうの日本』(共編著、有志舎)、『明治維新の国際舞台』(有志舎)。
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