ジャンル 現代社会と科学

中野校

現代社会の諸問題 ― 中世哲学の視座から現代を考察する

  • 秋講座
  • 資料配付

八巻 和彦(早稲田大学名誉教授)

曜日 火曜日
時間 10:30~12:00
日程 全6回 ・10月30日 ~ 12月04日
(日程詳細)
10/30, 11/06, 11/13, 11/20, 11/27, 12/04
コード 330707
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,496
ビジター価格 受講料 ¥ 20,120

目標

・現代社会を客観視する
・それのかかえる諸問題を認識する
・諸問題の解決策を探る

講義概要

日本を中心とする現代社会がかかえる諸問題について、ヨーロッパの中世哲学の視座から検討する。「中世哲学の視座から」とする理由は、現代社会が成立する前の時代から見ることで、問題を真に客観的に捉えやすいからである。「諸問題」としては、私自身に「問題」と思われる5点を扱う。各問題が本来は一つの講座を必要とするほどの深く大きなものであるが、今回は初めての講座なので、とりあえず概略的に扱う。受講生と共に解決策も考えてみたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/30 反知性主義の跋扈:正確な知識や論理的整合性を軽んじて、感情に走りやすい現代社会の傾向を分析して、それの源を考える。  
2 11/06 原子力発電と科学・技術:今や世界では「フクシマ」と呼ばれている2011年3月11日の原発事故の「原因」と、未だに原発にこだわる日本について考える。  
3 11/13 グローバリズムとナショナリズムの相克:このカタカナ語を訳すと「地球主義」と「国家主義」となるが、その両者が今、どう問題なのか、なぜ相克となるのかを考える。  
4 11/20 漂流させられるアイデンティティ:人が自分という存在の拠り所とするものとしてのアイデンティティが、現代では漂流させられている。その原因と問題性を考える。  
5 11/27 近代的世界観の限界:先進国になるべく、日本人が懸命に身につけてきた近代的世界観の限界の顕在化と、西欧での見直しの動きについて考える。  
6 12/04 われわれはいかに考え、いかに生きるべきか:本講座をまとめつつ、受講生にも加わってもらい、表題の点について、自由闊達に考えたい。一つの自己鍛錬として。  

テキスト・参考図書

参考図書
『クザーヌス 生きている中世』(ぷねうま舎)(ISBN:978-4906791682)

講師紹介

八巻 和彦
早稲田大学名誉教授
1947年山梨県生まれ。現在桐朋学園大学特任教授。博士(文学、京都大学)。専門は西洋中世哲学、とくに15世紀のニコラウス・クザーヌス。中世哲学会前会長、日本クザーヌス学会会長、国際クザーヌス協会学術顧問。最近の著書に”Anregung und Übung(2017年、Münster)、『クザーヌス 生きている中世』(2017年、ぷねうま舎)がある。
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