ジャンル 現代社会と科学

中野校

現代経済と共通資本

  • 冬講座
  • 資料配付

松原 隆一郎(放送大学教授)

曜日 月曜日
時間 10:30~12:00
日程 全4回 ・01月28日 ~ 02月25日
(日程詳細)
01/28, 02/04, 02/18, 02/25
コード 340704
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,664
ビジター価格 受講料 ¥ 13,413

目標

・共通資本の維持・蓄積には社会的規制を適切にかけることが必要であることを理解する。
・経済的規制と社会的規制を区別し、後者の重要性を論じる。
・共通資本の各分野につき、考察する。

講義概要

市場経済は労働や素材・土地、知識、信用を生産要素として使用するが、そうした生産要素はさらに家族・コミュニティ、自然環境、文化、金融といったそれぞれの共有資本から生まれるものである。安定的に生産要素を得るには共有資本を適切に運用しなければならず、それには「コモンズの悲劇」を回避すべく相応の(社会的)規制をかける必要がある。新ビジネスの立ち上げを促進する目的による規制緩和は経済的規制に止めるべきで、社会的規制に及べば経済を停滞させかねない。共通資本と経済の循環過程につき、考察する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/28 共通資本とは 「私」と「公」のいずれでもない「共」の領域は近代においては見逃されてきたが、今日ますますその重要性が認識されつつある。けれども一方で、技術革新を促すための緩和の対象として、経済的規制と区別されないまま撤廃されることもある。制度や慣行、公共財との関係にも注目しつつ、共通資本の意義を考察する。
2 02/04 共通資本のいろいろ(1)人間関係資本、自然資本 共通資本には人間関係資本、自然資本が含まれる。今回はそれら二領域につき、具体的なあり方と適切な規制につき論じる。
3 02/18 共通資本のいろいろ(2)文化資本、金融資本 共通資本には文化資本、金融資本が含まれる。今回はそれら二領域につき、具体的なあり方と適切な規制につき論じる。
4 02/25 共通資本と経済の循環 共通資本は適切な社会的規制のもとでは逐次蓄積され、市場経済にも好影響を与えるものだが、規制が不適切であると「コモンズの悲劇」が生じてしまう。共通資本の管理はいかになされるべきか、考察する。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書『経済政策 ─ 不確実性に取り組む』は講義で必携ではありませんが、お持ちいただくとより理解が深まります。

テキスト・参考図書

参考図書
『経済政策 ― 不確実性に取り組む』(放送大学教育振興会)(ISBN:978-4595140884)

講師紹介

松原 隆一郎
放送大学教授
1979年東京大学工学部卒業、1985年東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在は東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は経済思想・社会経済学。主要著書に『経済政策』(放送大学教育振興会)、『ケインズとハイエク ― 貨幣と市場への問い』 (講談社現代新書)などがある。
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