ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

山岳信仰 ― 日本文化の根底を探る

  • 秋講座

鈴木 正崇(慶應義塾大学名誉教授)

曜日 木曜日
時間 15:00~16:30
日程 全5回 ・11月08日 ~ 12月06日
(日程詳細)
11/08, 11/15, 11/22, 11/29, 12/06
コード 330219
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,580
ビジター価格 受講料 ¥ 16,767

目標

・日本文化の多様性を山岳信仰を通して考える。
・日本の近代を民衆文化の変化の観点から捉え直す。
・祭りと芸能についての理解を深める。

講義概要

日本列島で生活する人々の精神文化を育んできたのは変化に富む山であり、思想や哲学、祭りや芸能、演劇や音楽、美術や工芸などの展開に大きな役割を果たしてきた。その中核には山に畏敬の念を抱いて神聖視し、崇拝して儀礼を行ってきた山岳信仰がある。民衆は長い歴史を通して、霊山、霊場、聖地となった山との共感を通じて、日々の生活を見つめ直してきた。本講義は日本の風土に育まれた山岳信仰が現代で持つ意義を考えてみたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/08 恐山の他界と霊魂の行方 下北の恐山は荒涼たる火山地形が広がり、地獄極楽がある他界とされてきた。イタコの口寄せでも名高い聖地の現状を探る。
2 11/15 木曽御嶽山の信仰と神がかり 2014年の噴火にも拘わらず山岳登拝が盛んな木曽御嶽山の信仰を、講集団の実態と神がかりの御座を中心に検討する。
3 11/22 石鎚山の歴史と講集団 西日本の古くからの山岳信仰の聖地である石鎚山に関して、四国遍路との関連や、神仏分離を乗り越えた講集団を主に考察する。
4 11/29 山の女人禁制 明治5年(1872)の女人結界の解禁まで、日本の多くの山は女人禁制であった。古代から続く慣行の歴史とその理由、今後の行方を展望する。
5 12/06 相撲と女人禁制 2018年4月4日舞鶴での大相撲春巡業で土俵にあがった女性の救護を巡り相撲の女人禁制が問われた。歴史的経緯を踏まえて対応策を考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆講義内容は2018年度春学期と異なる内容です。継続の方も改めてご受講いただけます。

テキスト・参考図書

テキスト
『山岳信仰 ― 日本文化の根底を探る』(中公新書)(ISBN:978-4121023100)
参考図書
『女人禁制』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642055383)
『熊野と神楽 ー 聖地の根源的力を求めて』(平凡社)(ISBN:978-4582364521)

講師紹介

鈴木 正崇
慶應義塾大学名誉教授
1949年生まれ。山岳信仰と修験道、祭祀や芸能の調査研究を1973年以来継続してきた。日本山岳修験学会会長、日本宗教学会常務理事、日本印度学仏教学会理事を務める。日本関係の著作に『山と神と人』『神と仏の民俗』『女人禁制』『山岳信仰』『熊野と神楽』。海外ではスリランカ、中国貴州省、南インドを調査地とする。
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