ジャンル 寄付講座

早稲田校

日本を豊かにした島根 - その人と風土-

  • 秋講座
  • オムニバス

藤間 寛(松江歴史館学芸専門監)
千家 和比古(出雲大社権宮司)
奥本 大三郎(ファーブル昆虫館 館長)
池田 雅之(早稲田大学名誉教授)
高橋 一清(一般社団法人松江観光協会観光文化プロデューサー)
吉山 治(島根県東京事務所所長)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全5回 ・10月20日 ~ 11月24日
(日程詳細)
10/20, 10/27, 11/10, 11/17, 11/24
コード 130002
定員 150名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,400
ビジター価格 受講料 ¥ 6,210

目標

日本の旧国名地図では、現在の島根県は出雲、石見、隠岐に分けて示されています。太古の時代はいずれも活火山であった大山から三瓶山の間を出雲の国、三瓶山から津和野の青野山までを石見の国、海上の諸島からなる隠岐の国も大きな火山の名残です。
火山をもっての三地域の区分ですが、みごとに土地の特徴をとらえたもので、気候風土は明らかに違います。気温も、また日照、降雨、積雪の量も異なり、それにより、作物、食べ物が変わります。長い歳月を経るうち、住む人々の体質、気質、ものの見方、考え方に微妙な違いをもたらします。この多様性が島根県の人と文化の豊かさをもたらしていると言っていいでしょう。
本講座では、三地域の人と風土の特徴を紹介し、そもそもの根底にある出雲大社大国主命の高邁な考え、松江松平家七代藩主治郷(不昧)が究め、日本人の生活様式をなす茶道、またそれらが日本人の暮らしと深く係っていることを知り、驚きと称賛を惜しむことないラフカディオ・ハーン=小泉八雲を知ることで、一層理解を深めます。


コーディネーター: 高橋一清(一般社団法人松江観光協会観光文化プロデューサー・元文藝春秋各誌編集長)/池田雅之(早稲田大学名誉教授)

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/20 大名茶人・松平不昧がもたらしたこと 松江藩松平家七代藩主の松平治郷は、茶人不昧の名で知られ、藩政改革を断行する一方で、茶の湯をとおした文化を根付かせます。本講座では、その足跡と功績について振り返ります。(藤間 寛)
2 10/27 出雲大社の歴史文化紀行 出雲大社は「平成の大遷宮」をお仕えしています。その事業は人・もの・文化・時間の「つなぎ」により行われます。これをキーワードとして遷宮にも触れながら出雲大社の個性的な歴史文化諸相をお話いたします。(千家 和比古)
3 11/10 ラフカディオ・ハーンと虫の文学 ハーンの東京帝国大学における、英文学、仏文学の講義の中から、虫に関係する部分をとりあげ、解説を試みます。(奥本 大三郎)
4 11/17 八雲が愛した出雲人気質とその文化風土 出雲人の性格は曖昧で消極的な日本人気質の原形である、と言われていますが、本当でしょうか。八雲は出雲の学生に物静かで豊かな精神性を感じていました。八雲の観察を通して、島根・出雲の県民性や出雲弁、その文化風土と歴史について語ります。(池田 雅之)
5 11/24 島根の人 その生きかた 松江生まれの「民法の父」梅謙次郎、仏教学者の中村元は、忍従な出雲人。大正から昭和の新劇界を支えた伊沢蘭奢は破天荒な石見女性。進取の精神に富んだ隠岐の人をめぐっては吉山治氏との対話で村上喜一郎を紹介します。(高橋 一清・吉山 治)

講師紹介

藤間 寛
松江歴史館学芸専門監
1953年島根県生まれ。青山学院大学卒業。元島根県立美術館副館長。日本美術を専攻、工芸分野や近世絵画を専門に研究する。「松平不昧展」「向井寛次郎展」「民芸展」などの展覧会を実施する。
千家 和比古
出雲大社権宮司
1950年島根県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学(考古学)修士課程修了後、國學院高等学校教諭、國學院大學神道学専攻科を経て、現在出雲大社 権宮司。共著書に『山王山古墳』、『古代を考える 出雲』、『伊勢と出雲の神々』、『出雲大社』などがある。
奥本 大三郎
ファーブル昆虫館 館長
横浜国立大学助教授を経て、埼玉大学教授(フランス文学)。『虫の宇宙誌』(読売文学賞)『完訳ファーブル昆虫記』(全十巻20分冊)(菊池寛賞)他。
池田 雅之
早稲田大学名誉教授
早稲田大学名誉教授。専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『ラフカディオ・ハーンの日本』(角川選書)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。
高橋 一清
一般社団法人松江観光協会観光文化プロデューサー
1944年島根生まれ。早稲田大学第一文学部国文学専修を卒業、(株)文藝春秋に入社し、文藝担当編集者を勤める。2005年3月、退社。4月より松江観光協会観光文化プロデューサーに就任、文化観光の企画を展開。また、「松江文学学校」を主宰する。著書に『編集者魂』『作家魂に触れた』『百册百話』『芥川賞・直木賞をとる!』などがある。
吉山 治
島根県東京事務所所長
1959年島根県隠岐の島町生まれ、1981年島根大学文理学部法学科卒業後、島根県職員、以後国家公務員(旧自治省)、市町村職員(松江市副市長等)を経て、現在は島根県東京事務所所長。2006年からふるさと案内人として隠岐4島ガイドを始める。日本地名研究所理事、第37回全国地名研究者出雲大会(2018年5月26日〜27日)実行委員長。
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