ジャンル 人間の探求
中野校
「人生の最期」を考える〜逝き方は生き方〜 ホスピスでの看取り、葬儀の現場、被災地からの報告
中下 大樹(真宗大谷派祐光寺僧侶、超宗派寺院ネットワーク「寺ネット・サンガ」初代代表)

曜日 | 火・水・木曜日 |
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時間 | 19:00~20:30 |
日程 |
全3回
・08月23日 ~
09月04日 (日程詳細) 08/23, 08/29, 09/04 |
コード | 320511 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 10,748 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 12,060 |
目標
遅かれ早かれ、人は必ず「死」を迎えます。誰もが避けることが出来ない「死」の問題ですが、それを家族や友人達と正面から語り合うことは、まだまだ難しい現状があります。
だからこそ、この講座では、ホスピスで数百名の死を看取り、二千件以上の葬儀の現場、東北の被災地支援などの講師の経験を交えながら、普段語ることが難しい「死」の問題を、受講生の皆様と共に語り合い、共に考えてみたいと思います。
講義概要
日本は今後、少子高齢社会から「多死社会」になるといわれています。他人の死、友人・知人・家族の死、そして自分自身の死は確実に避けられないものです。
この講座では、緩和ケア病棟(ホスピス)での末期医療、尊厳死、孤立死、葬儀の現場で今、起こっていることなど、死の臨床現場での話を、医療従事者等のゲストスピーカーの話も交えつつ、解説していきます。
その上で、人が生きること、死ぬことを肯定的にとらえ、現代の多死社会への理解を深めます。
死から目をそむけず、各人がどのように死を迎え、自分らしい生を全うするかを考えることで、死生観を養い、よりよい「生」を考えるきっかけとなるような講座にしたいと考えています。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 08/23 | 緩和ケア病棟(ホスピス)、被災地、葬送支援の現場からの報告 | |
2 | 08/29 | ゲストスピーカーを交えて、人間の「生と死」について考えるグループディスカッション | |
3 | 09/04 | ゲストスピーカーを交えて、多死社会の実態と課題について考えるグループディスカッション |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆出来るだけ、受講生の皆様と語り合うこと、グループディスカッションを重視したいと思います。しかし、発言することが苦手な方は、他の受講生の皆様のお話を聞いていただくだけでも結構です。他の受講生の方の話を聞くだけでも、学べることがたくさんあると考えております。
◆日程にご注意ください。
講師紹介
- 中下 大樹
- 真宗大谷派祐光寺僧侶、超宗派寺院ネットワーク「寺ネット・サンガ」初代代表
- ホスピスにて末期がん患者の看取りに従事後、在宅で看取りを行いつつ、僧侶・葬儀社スタッフとして、二千名以上の葬送支援を実施。著書は、ホスピスや被災地の報告『悲しむ力』(朝日新聞出版)、『あなたならどうする 孤立死』(三省堂)、『死ぬ時に後悔しないために、今日から大切にしたいこと』(すばる舎)など多数。