ジャンル 文学の心

早稲田校

D.H.ロレンスの世界に分け入る 英文読解の楽しみ

  • 夏講座
  • 資料配付

照屋 佳男(早稲田大学名誉教授)

曜日 金曜日
時間 13:00~14:30
日程 全8回 ・07月13日 ~ 09月07日
(日程詳細)
07/13, 07/20, 07/27, 08/03, 08/10, 08/24, 08/31, 09/07
コード 120112
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,328
ビジター価格 受講料 ¥ 26,827

目標

・本講義は英国が生んだ最も偉大な文学者D.H.ロレンスの生き方、人間観に学ぶのを第一の目標としている。
・ロレンスのみずみずしい英文を文脈に即して読解することを通じて英語力の向上を図るのを第二の目標としている。

講義概要

今回取り上げるのは「The Lovely Lady」である。自己中心的意志を発揮して周りの者、とりわけ息子たちに支配力を及ぼし、その生に歪みを生じさせる「麗しき夫人」の生態を扱っている作品である。1回の進度は約4頁。初回にプリントとレジュメを配付する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/13 p.244:2 ~ p.248:9 若さと美貌を保つ術を心得ている72歳のポーリーン。その術が強烈な意志と関りがあることを見抜いている姪のセシリア。
2 07/20 p.248:10 ~ p.251:34 ポーリーンと息子のロバートが醸し出す知的雰囲気から疎外されているセシリア。セシリアとロバートとの間の感情の交流。
3 07/27 p.251:35 ~ p.255:41 屋敷の芝生で日光浴をするのを習慣としているポーリーン。長男の死因を巡ってポーリーンの呟く独り言が、伝声管の働きをする雨どいの管を通って、屋根で日光浴をしているセシリアの耳に達する。
4 08/03 p.255:41 ~ p.259:38 亡父の遺した美術品のコレクションを基に大金持ちとなっているポーリーンの長男の死因が、ポーリーンの破壊的意志作用にあることを、彼女の独り言から察するセシリア。
5 08/10 p.259:39 ~ p.263:40 夜、庭で「愚者の楽園」からの脱出を語り合うセシリアとロバート。再びポーリーンの独り言を聞いたセシリアは、亡き長男の霊になりすまして、「伝声管」を通じてポーリーンを責める。
6 08/24 p.264:1 ~ p.267:40 亡き長男の霊が乗り移ったかのように、ポーリーンを責め、ポーリーンの脳裏に罪の意識を固着させようとするセシリア。雷鳴、万象を一変させるような大雨。いよいよ深まるセシリアとロバートとの感情の交流。老醜をさらけだすポーリーン。
7 08/31 p.268:1 ~ p.271:40 旗幟を鮮明にし、最後まで闘おうとするセシリア。母親の深い悪意が自分に向けられているのをはじめて知るに至るロバート。
8 09/07 p.272:1 ~ p.274:23 ポーリーンの衰弱した姿を見て、「長男の霊の言葉」をポーリーンの耳に届かせたことで、後悔の念に苛まれるセシリア。本物の、まともな人間として生きることを可能ならしめる、どこかに在(いま)すある種の神への信頼の大切を語り合うセシリアとロバート。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆予習、復習は必須です。
◆分からないところは必ず質問して下さい。

テキスト・参考図書

参考図書
『The Woman Who Rode Away and Other Stories』(Cambridge University Press)(ISBN:978-0521222709)

講師紹介

照屋 佳男
早稲田大学名誉教授
1936年沖縄県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は、英文学。監訳書にT.S.エリオット『文化の定義のための覚書』(中公クラシックス)、D.H.ロレンス『無意識の幻想』(中公文庫)、『D.H.ロレンス短編選』(中央公論新社)などがある。
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