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ジャンル 文学の心

早稲田校

『大和物語』を読む

 「あはれ」の諸相

  • 夏講座
  • 資料配付

田畑 千恵子(エクステンションセンター講師)

曜日 火曜日
時間 13:00~14:30
日程 全4回 ・08月21日 ~ 09月11日
(日程詳細)
08/21, 08/28, 09/04, 09/11

目標

『大和物語』(十世紀半ばに成立した歌物語)に描かれたエピソードを読み味わい、和歌を鑑賞することを通して、平安朝の人々の思いや「あはれ」を解する心にふれるとともに、先に成立した歌物語『伊勢物語』との違いにも目を向けてみたいと思います。

講義概要

『大和物語』は170段余りの章段から成る歌物語ですが、先に成立した『伊勢物語』とは異なり、統一的な主人公をもちません。上は天皇(上皇)・后妃・摂関から、下は地方の名もない庶民で生活に困窮する人々や遊女に至るまでの様々な階級の人々のエピソードが、別離・悲恋・官位の停滞など、人生の哀切な体験と共につづられています。また、後半部には、蘆刈伝説や姨捨山伝説などのなじみ深い説話も含まれています。今回の講座では、主として作品後半部から著名な段を取り上げ、『大和物語』の魅力をご紹介したいと思っています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/21 宮廷の恋 ※以下の予定は、講義の進行状況により、多少、変更する場合があります。
○作品の概説。
○61段(宇多上皇と京極御息所・河原院と源融の亡霊に関する説話)
○139段(「色好み」元良親王)
2 08/28 験者(僧侶)の恋。歌人平中と女性たち。 ○105段(浄蔵と近江の介の娘)
○103段(平中と武蔵の守の娘)
○124段(平中と本院の北の方)〈関連〉谷崎潤一郎『少将滋幹の母』
3 09/04 地方の伝承 ○147段 生田川(おとめ塚)
○156段 姨捨山
4 09/11 地方の伝承など ○148段 蘆刈 〈関連〉谷崎潤一郎『蘆刈』
○149段 沖つ白波 〈関連〉『伊勢物語』23段など。
○152段 「いはで思ふ」

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2017年度冬学期(2018年2月)の同名講座の続きにはなりますが、新たに受講なさる場合も支障はありません。
◆2009年度冬学期(2010年2月)の同名講座とほぼ重なる内容です。
◆テキストは指定しましたが、『大和物語』の原文が全章段掲載されているものであれば、他のものでもかまいません。

テキスト・参考図書

テキスト
『校注 大和物語』(新典社)(ISBN:978-4787908056)

講師紹介

田畑 千恵子

エクステンションセンター講師

早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)、「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。

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コード 120102

定員 30名

単位数 1

会員価格
受講料  ¥ 11,664
ビジター価格
受講料  ¥ 13,413


表示金額には、消費税等が含まれています。

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