ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

天皇たちの王朝時代

  • 春講座

繁田 信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学講師)

曜日 水曜日
時間 13:00~14:30
日程 全7回 ・05月09日 ~ 06月20日
(日程詳細)
05/09, 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13, 06/20
コード 310204
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 20,412
ビジター価格 受講料 ¥ 23,473

目標

・王朝時代の天皇の一年の公務を、具体的に明らかにする。
・王朝時代の天皇の一日の公務(日課)を、具体的に明らかにする。
・王朝時代の天皇に求められた教養や心得などを、具体的に明らかにする。
・王朝時代の上皇・法皇の生活を、具体的に明らかにする。

講義概要

王朝時代(平安時代中期)において、天皇というのは、どのような存在だったのでしょうか。天皇が日本の王であったというのは、誰もが知るところでしょうが、その日本国王としての天皇は、王朝時代の日本という国において、具体的には、どのような役割を果たしていたのでしょうか。あるいは、王朝時代当時、国王としての天皇は、日々、どのような生活を送っていたのでしょうか。こうした王朝時代の天皇をめぐる根本的なことは、案外、あまり深くは知られていなかったりするかもしれません。この講座では、王朝時代の天皇について、その国王としての勤めやその日々の暮らしなどを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/09 天皇の一年 春夏の公務 天皇の元旦は、たいへん忙しいものでした。王朝時代の天皇は、大晦日の行事が終わって間もなく、寝ることもできないまま、元旦の儀礼を行わなければならなかったのです。そして、元旦の夜明け頃、天皇がただ一人で行った儀礼は、その一年、日本中の人々が平和に過ごすためには欠かせないものでした。これは、「四方拝」と呼ばれる儀礼ですが、ここでは、この四方拝をはじめとして、王朝時代の天皇の春夏の公務を紹介します。
2 05/16 天皇の一年 秋冬の公務 歴代の天皇たちが毎年の十一月に行ってきた新嘗祭(新嘗会)は、今もしっかりと執り行われていますが、これがどのような儀礼であったかは、意外と知られていないのではないでしょうか。ここでは、王朝時代の天皇によって行われていた新嘗祭(新嘗会)を具体的に紹介するとともに、当時の天皇の秋冬の公務を見ていきます。
3 05/23 天皇の一日 朝の身支度を中心に 天皇は、毎朝、決まった時間に起こされ、さまざまな身支度をしなければなりませんでした。というのも、天皇には、朝から、けっして欠かすことのできない重要な公務があったからなのです。天皇の朝の身支度や朝の公務とは、どのようなものだったのでしょうか。
4 05/30 天皇の一日 食事を中心に 天皇にとっては、毎日の食事さえもが、公務の一つでした。天皇は、天皇の義務として、毎日、決まった時間、決まった献立の食卓に着かなければならなかったのです。天皇の食事には、どのような意味があったのでしょうか。また、天皇の献立とは、どのようなものだったのでしょうか。
5 06/06 上皇・法皇という生き方 王朝時代の天皇たちの多くは、人生の途中において、退位して上皇や法皇となりました。そして、当時の天皇たちにとって、上皇や法皇の生活というのは、かなり魅力的なものであったようです。では、上皇や法皇は、どのような生活を送っていたのでしょうか。
6 06/13 天皇家の家庭教育 王朝時代の天皇には、どのような教養や心得が求められたのでしょうか。宇多天皇は、退位して上皇となるにあたって、息子で次の天皇となる醍醐天皇のため、さまざまな内容を持つ訓戒書を残しました。それが世に『寛平御遺誡』として知られる訓戒書ですが、ここでは、この『寛平御遺誡』を読み解いていきます。
7 06/20 歴代天皇たちの日記 日記に見る宇多天皇・醍醐天皇・村上天皇・一条天皇の素顔 王朝時代の天皇たちの中でも特に有名な宇多天皇・醍醐天皇・村上天皇・一条天皇は、生前に日記を残していました。そして、それらの日記は、丸ごとではなく部分的にではありますが、今に伝わっています。ここでは、四人の天皇たちの日記を紐解いて、有名な天皇たちの素顔に迫ります。

備考

★3/14に模擬講義を行います。詳細は「オープンキャンパスのご案内」のお知らせページをご覧ください。

テキスト・参考図書

参考図書
『天皇たちの孤独 ― 玉座から見た王朝時代』(角川学芸出版)(ISBN:978-4047034044)

講師紹介

繁田 信一
神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学講師
1968年、東京生まれ。東北大学文学部卒業。神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。専門分野は、王朝民俗学および日本古代史。庶民および貴族の生活文化を研究する。著書に、『天皇たちの孤独』『庶民たちの平安京』『下級貴族たちの王朝時代』『紫式部の父親たち』『かぐや姫の結婚』『安倍晴明』などがある。
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