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ジャンル 芸術の世界

中野校

快盗日本美術史!

 写す、まねる、作り変える

  • 冬講座
  • 資料配付

佐藤 康宏(東京大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全2回 ・03月03日 ~ 03月10日
(日程詳細)
03/03, 03/10

目標

・古代から近代までの日本美術のいくつかの作例をもとに、美術史学の理解を深めることを目指します。
・ある形が写されるという現象に注目して、その過程で起きている事柄を分析し、単に作家の個性とか才覚と見るだけでは説明できない作品の成り立ちについて考えます。
・2018年4月、5月に東京国立博物館で開催される特別展「名作誕生 ―― つながる日本美術」と関連する内容です。展覧会をよりよく楽しむためにもどうぞ。

講義概要

ひとつの形が、後の時代や別の地域、ほかの作家によって写される。しかしまったく同じ形になるのではなく少し(ときにはかなり)違ったものができあがる。―― これは世界中の美術史に見られる現象です。日本美術史の場合、そういう模倣・剽窃ともいわれそうな行為は、どのようにして魅力的な作品の成立に関わっているでしょうか。平安時代から大正期までのいくつかの作例を取り上げて、具体的に考えてみます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 03/03 形態のリレー 形が写されるさまざまな事例を検討します。完全な模写に近いと思える場合でも重要な変化が生じる例もあること、外国の風景や人物が日本のそれらに置き換えられる例、小さな形が拡大されて面目を一新する例などが話題です。「薬師如来立像」(神護寺)、「伴大納言絵巻」(出光美術館)と「一遍聖絵」(清浄光寺)、雪舟、長谷川等伯、尾形光琳などが登場します。
2 03/10 形の再生 使い古された形が、写されることで新たな生命を獲得する。ある形が別の文脈に移されることで違う意味を帯びる ―― そういう現象を話題にします。俵屋宗達、岩佐又兵衛、伊藤若冲、與謝蕪村、鈴木春信、浦上玉堂、岸田劉生といった近世近代の画家たちの作例を、そのもとになった絵巻や近い時代の絵画・版画、中国・朝鮮絵画などとともに取り上げ、比較してみます。

テキスト・参考図書

参考図書
『湯女図 ― 視線のドラマ』(ちくま学芸文庫)(ISBN:978-4480097675)
『もっと知りたい伊藤若冲 ― 生涯と作品 改訂版』(東京美術)(ISBN:978-4808709341)
『講座 日本美術史(第2巻) 形態の伝承』(東京大学出版会)(ISBN:978-4130840828)

講師紹介

佐藤 康宏

東京大学教授

東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京国立博物館、文化庁美術工芸課を経て現職。日本美術史、特に江戸時代の絵画史を専攻。著書に『講座日本美術史』(共著、東京大学出版会)、『伊藤若冲』(東京美術)、『日本美術史』(放送大学教育振興会)、『湯女図』(筑摩書房)などがある。

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コード 340406

定員 70名

単位数 1

会員価格
受講料  ¥ 5,832
ビジター価格
受講料  ¥ 6,706


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