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ジャンル 寄付講座

早稲田校

島根から始まる日本

 この国を豊かにした島根の宝もの

  • 秋講座
  • オムニバス

高橋 一清((一社)松江観光協会 観光文化プロデューサー・元文藝春秋各誌編集長)
池田 雅之(早稲田大学名誉教授)
豊竹 嶋大夫(浄瑠璃語り人間国宝)
青木 裕子(元NHKアナウンサー・軽井沢朗読館館長)
安部 龍太郎(小説家)
仲野 義文(石見銀山資料館館長)
野村 進(ノンフィクションライター・拓殖大学国際学部教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全6回 ・09月30日 ~ 11月18日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/28, 11/11, 11/18

目標

大山、三瓶山、青野山などがある日本有数の火山帯の上に島根は位置し、縄文時代から人が暮し、人々は溶岩が流れる火山噴火の恐怖を体験しました。その猛威は『古事記』の八岐大蛇伝説を連想させます。火砕流により地中に埋もれていた縄文杉を、今日、三瓶山麓「小豆沢埋没林」で見ることができます。また、豊饒の大地の恵みでこの地は栄え、それは神々の物語として、いまに語りつがれています。島根の海岸には渡来人の名残の地名も多く、人々は半島に行き来し、多くの文物がもたらされました。そして高度の文化は、この地より日本の各地へと広まっていきました。さらに、石見銀山の莫大な銀の産出で、島根は大航海時代に世界の一大注目地となるのです。日本を豊かにした物と心、島根の宝ものに学ぶ講座です。 協力:島根県・松江市

コーディネーター: 高橋一清((一社)松江観光協会観光文化プロデューサー、元文藝春秋各誌編集長)・池田雅之(早稲田大学名誉教授)

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 美しいものを求める島根の旅 小林秀雄が焦がれた満開の三隅大平桜。石見の妙好人才布を書くため20年通った水上勉。苦い青春の日の思い出を胸に島根路を往く中野孝次。陶工たちと美しいものを求めるバーナード・リーチ。それぞれの足跡をたどります。
2 10/07 生命再生の物語『古事記』 多くが出雲神話として語り継がれる国生みの物語「古事記」を、生命の再生と新しい叡智の物語として、人間国宝の浄瑠璃語りと朗読の名手が、飯村佳之氏の音響効果のなかに呼び起します。また、小泉八雲作品も古くて新しい手法で演じます。
3 10/14 日本の源流・島根半島をゆく 島根半島は神話と古代遺跡の宝庫です。古くから海流乗って渡来した人々が住みつき、初期の古代国家を築きました。その記憶が大国主の国造りや国譲りの神話となって継承されたのだと思います。現地の取材を通じて考えたことをお話させていただきます。
4 10/28 石見銀山の開発とグローバル世界の形成 16世紀は、地球規模での世界の一体化が進んだ時代であり、その推進力として重要な役割を果たしたのが石見銀でした。石見銀山開発の歴史的意義を世界史の文脈で解説します。
5 11/11 「多幸感のくに」を旅して マスメディアの山陰像は「超少子高齢化」や「激甚過疎」に象徴されるものですが、それとはまったく違う見方が特に若者たちの間に生まれつつあります。出雲の各神社や石見神楽などに集う人々を通して、新時代の息吹を伝えます。
6 11/18 小泉八雲と水木しげるの古代出雲を行く 八雲も水木も、古代出雲の神話世界や山陰地方に伝わる怪談に惹かれ、創作をしてきました。八雲は『日本の面影』の中に、水木は『水木しげるの古代出雲』の中に、島根・出雲の幻想的な世界を表現しました。2人の古事記観や妖怪へのアプローチを紹介しながら、島根の魅力的な見えざる世界を旅してみたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が生じた場合、11月25日、12月2日、12月9日に補講を行います。

講師紹介

高橋 一清

(一社)松江観光協会 観光文化プロデューサー・元文藝春秋各誌編集長

1944年島根生まれ。早稲田大学第一文学部国文学専修を卒業、(株)文藝春秋に入社し、文藝担当編集者を勤める。2005年3月、退社。4月より松江観光協会観光文化プロデューサーに就任、文化観光の企画を展開。また、「松江文学学校」を主宰する。著書に『編集者魂』『作家魂に触れた』『百册百話』『芥川賞・直木賞をとる!』などがある。

池田 雅之

早稲田大学名誉教授

早稲田大学名誉教授。専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『ラフカディオ・ハーンの日本』(角川選書)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。

豊竹 嶋大夫

浄瑠璃語り人間国宝

昭和7年、愛媛県出身。昭和23年文楽10代豊竹若大夫に入門。平成6年文楽切場語りになる。芸術選奨文部大臣賞など数々の賞を受賞。平成27年人間国宝となる。

青木 裕子

元NHKアナウンサー・軽井沢朗読館館長

元NHKアナウンサーとしてテレビ、ラジオで活躍。退職後、軽井沢に朗読専用ホールを建て、朗読の楽しさを広めようと活動。軽井沢朗読会館館長。軽井沢図書館館長。

安部 龍太郎

小説家

1955年福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。久留米工業高等専門学校機械工学科卒。大田区役所就職後、図書館司書を務める。1990年「血の日本史」でデビュー。この作品で注目を集め「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という伝説が出来た。「彷徨える帝」「信長燃ゆ」等著作多数。2005年「天満、翔ける」で中山義秀文学賞、2013年「等伯」で直木賞を受賞。現在「宗麟の海」連載中(大分合同新聞)。

仲野 義文

石見銀山資料館館長

1965年広島生まれ。別府大学文学部史学科卒業、財団法人鉄の歴史村地域振興事業団学芸員ののち、石見銀山資料館学芸員となる。専門は日本近世史。とくに石見銀山の経営や技術について研究する。著書に『銀山社会の解明』(清文堂)、共著に『世界遺産を学ぶ』(東北大学出版会)、『環境の日本史 人々の営みと近世の自然』(吉川弘文館)などがある。

野村 進

ノンフィクションライター・拓殖大学国際学部教授

1956年東京生まれ。上智大学外国語学部中退。アジア太平洋地域、在日外国人、先端医療、老舗企業などのジャンルでノンフィクションを発表。97年、『コリアン世界の旅』で大宅賞と講談社ノンフィクション賞を受賞、99年、『アジア 新しい物語』でアジア太平洋賞を受賞。現在山陰を舞台にした『多幸感のくに』を月刊「波」(新潮社)で連載中。

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コード 130002

定員 150名

単位数 1

会員価格
受講料  ¥ 6,480
ビジター価格
受講料  ¥ 7,452


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