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ジャンル 文学の心

早稲田校

近代文藝の百年

 近代文学とパリ

  • 秋講座
  • オムニバス
  • 資料配付

中島 国彦(早稲田大学名誉教授)
小林 茂(早稲田大学名誉教授)
佐々木 雅發(早稲田大学名誉教授)
長島 裕子(早稲田大学講師)
宮内 淳子(早稲田大学講師)
和田 博文(東京女子大学教授)
十重田 裕一(早稲田大学教授)
金井 景子(早稲田大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全8回 ・09月30日 ~ 12月09日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 11/11, 11/18, 11/25, 12/09

目標

・近代文藝成立から百年余り、その豊饒な文学世界に眼を向けつつ、新しい角度でその遺産を検討していきます。
・作家と時代との有機的なつながりに注意していきます。
・隠れた名作にも、積極的に眼を向けていきます。

講義概要

今回は、好評だった「文学に描かれた東京」「近代文学と京都・奈良・大阪」といったシリーズに引き続き、フランスのパリが日本の近代の文学者にどう捉えられたかを、様々な実例を通して考えていきたいと思います。憧れの場所であったパリ、そこから近代の文学者がどういうイメージを広げたか、現在から見ても興味深いテーマになることでしょう。(企画・中島国彦早稲田大学名誉教授)

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 上田敏とパリ 『海潮音』(1905)で西欧の新しい詩を翻訳紹介した上田敏は、その芸術の生きている場を知ろうと、1907年秋、私費での外遊に出発、アメリカを経てヨーロッパに渡り、1年弱の滞欧のほぼ半分を、パリに過ごします。そこで何を見、何を感じたでしょうか。第1回ですから、維新期以降の何人かのパリ滞在者たちの素描も始めにしておきます。(小林茂)
2 10/07 島崎藤村とパリ 藤村は1913(大正2)年5月から1916(同5)年4月までの丸3年をパリで過ごし、のち「新生」という小説や「エトランゼ」という紀行で、日本人としてもっともビビッドにパリを描いた作家です。今回は藤村がなぜパリに行ったのか、その”暗い事情”と、パリという街の魅力をお話ししたいと思います。(佐々木雅發)
3 10/14 夏目漱石とパリ 漱石が留学先のイギリスに赴く前に過ごしたパリの1週間を考えてみたいと思います。1900年パリ万博開催中のパリは、漱石の目にどのように映ったことでしょう。(長島裕子)
4 10/21 林芙美子とパリ 林芙美子は『放浪記』を出版した翌年の1931年、単身パリへ向かった。原稿を日本に送って稿料を稼ぎながら、半年余りを過ごす。経済的にも精神的にも心細い日々だったが、それだけに、当時の滞在記には珍しく、生活者の目から見たパリ風景が書き残された。小説や日記を紹介しつつ、そうした芙美子のパリを辿る。(宮内淳子)
5 11/11 パリの日本人群像 第一次世界大戦後の「黄金の二〇年代」に、欧州航路やシベリア鉄道で、数多くの日本人がパリを訪れた。なぜパリは、日本人の美術家や文学者を惹き付けたのか。パリの都市空間の画像を見ながら、日本人にとってのパリの意味を考える。(和田博文)
6 11/18 横光利一とパリ 新聞社の特派員としてベルリンオリンピックの視察を兼ねて欧洲旅行をした体験に基づく『欧洲紀行』『旅愁』をとりあげながら、横光利一(1898〜1947年)とパリとのかかわりについて考えたいと思います。(十重田裕一)
7 11/25 永井荷風とパリ パリの芸術をこよなく愛した永井荷風は、しかし実際の滞在は3ヶ月ほどであった。しかし、その間様々な体験をし、それが「ふらんす物語」の諸作に結実している。代表作をひもときながら、荷風にとってのパリの位相を考えてみたいと思う。(中島国彦)
8 12/09 与謝野晶子とパリ 「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君の雛罌粟われも雛罌粟」―与謝野晶子は1912年5月、鉄幹の待つパリに到着します。永年パリに想いを寄せていた晶子の心の動きを、短歌を軸に辿ります。(金井景子)

講師紹介

中島 国彦

早稲田大学名誉教授

1946年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館専務理事。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)など。岩波書店版『白秋全集』『荷風全集』編集委員。

小林 茂

早稲田大学名誉教授

1942年東京生まれ。早稲田大学卒。早稲田大学文学部教授を経て、2012年名誉教授。NHKテレビ・フランス語講座講師、パリ国際大学都市日本館館長など歴任。著訳書に『新スタンダード仏和辞典』〔共同編著〕(大修館書店)、イヴァン・コンボー『新版パリの歴史』(白水社)、『薩摩治郎八』(ミネルヴァ書房)他。

佐々木 雅發

早稲田大学名誉教授

1940年東京生まれ、早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学文学部講師、同大学教授を経て早稲田大学名誉教授。日本近代文学専攻。主な著書に『島崎藤村―『春』前後―』(審美社)、『独歩と漱石―汎神論の地平―』(翰林書房)、『芥川龍之介 文学空間』(翰林書房)など。

長島 裕子

早稲田大学講師

早稲田大学大学院文学研究科博士課程前期修了。現在、早稲田大学文学学術院非常勤講師。専門分野は日本近代文学。著書に、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『文章の達人 家族への手紙4 夫より妻へ』(編著、ゆまに書房)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)がある。

宮内 淳子

早稲田大学講師

東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。博士(人文科学、お茶の水女子大学)。専門分野は日本近代文学。帝塚山学院大学教授を経て、現在は早稲田大学等で非常勤講師を勤める。著書に『谷崎潤一郎 異郷往還』(国書刊行会)、『岡本かの子論』『藤枝静男』(EDI)、共著に『上海の日本人社会とメディア』(岩波書店)など。

和田 博文

東京女子大学教授

1954年神奈川県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程中退。専門分野は文化学・日本近代文学。2012年度にパリ第7大学で研究。著書に『海の上の世界地図-欧州航路紀行史』(岩波書店)、『シベリア鉄道紀行史-アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書)などがある。

十重田 裕一

早稲田大学教授

東京生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は日本近現代文学。著書に『岩波茂雄―低く暮らし、高く思ふ』(ミネルヴァ書房、2013年)、『占領期雑誌資料大系 文学編』全5巻(共編著、岩波書店、2009-2010年)、『「名作」はつくられる―川端康成とその作品』(NHK出版、2009年)など。

金井 景子

早稲田大学教授

1957年大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。亜細亜大学を経て現職に至る。専門分野は、日本近現代文学、ジェンダー論、音声言語教育(朗読)。著書に『真夜中の彼女たち―書く女の近代―』(筑摩書房)、『ジェンダー・フリー素材の試み―「国語」にできること―』(学文社)などがある。

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コード 130103

定員 40名

単位数 1

会員価格
受講料  ¥ 23,328
ビジター価格
受講料  ¥ 26,827


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