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ジャンル ビジネス・資格

早稲田校

事業の実態がわかる事業分析技術・データベース設計技術

 抽象データ型モデルの作り方

  • 春講座
  • 夜間

佐藤 正美((株)SDI代表取締役)

曜日 水曜日
時間 19:15~20:45
日程 全10回 ・04月12日 ~ 06月21日
(日程詳細)
04/12, 04/19, 04/26, 05/10, 05/17, 05/24, 05/31, 06/07, 06/14, 06/21

目標

事業の中で使われている「情報(帳票など)」を資料にして、事業構造を正確に記述する モデル 技術を習得します。そのモデル技術は事業分析と同時にデータベース設計にも使える技術です。

講義概要

「抽象データ型モデル」の理論と技術を説明します。「抽象データ型モデル」は、現実的事態(事業)を正確に写像した形式的構造です。その理論・技術を次の5つの観点で説明します─物(entity概念)、関係(関数)、集合(セット概念)、多値関数、クラス概念。モデル論を単純な技術として説明します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/12 オリエンテーション [ モデルとは ] モデルの前提である「構文論(モデルの文法)と意味論(値の充足)」、「L-真(形式的な真、妥当な構造)とF-真(事実的な真、真とされる値の充足)」について説明します。
2 04/19 モノ(entity)とは 事業過程・管理過程のなかで認知されるモノ(entity)--entityに成りうる対象--について説明します。ただし、entityとして認知されたモノが必ずしもデータベース上の集合(set)にならないことが多々あることを注意します。
3 04/26 「関係」の性質とモノの「並び」 モデルを構成するうえで、モノをどのように並べるかを説明します。モノのあいだに成立する「関係」の性質として対称性と非対称性を説明します。そして、モノを並べる技術として全順序と半順序を説明します。「関係」の非対称性が全順序に対応して、「関係」の対称性が半順序に対称性に対応します。この対応は、モデルを構成する際、出来事(行為、取引)と それに関与するモノの区別となります。
4 05/10 「関係」文法(その1) モノのあいだに成立する文法(規則)を説明します [ 前半 ]--(1)出来事(行為、取引)と それに関与するモノ(事物)とのあいだの文法(たとえば、受注と商品)、(2)出来事と出来事のあいだに成立する文法 [ 全順序 ](たとえば、受注と請求)。
5 05/17 「関係」文法(その2)と「関係」の網羅性 モノのあいだに成立する文法(規則)を説明します--(3)事物どうしのあいだに成立する文法(たとえば、従業員と部門)、(4)再帰 [ ひとつのentityのなかから幾つかのメンバーを選んできて並べる文法 ](たとえば、部品のentityから幾つかのinstanceを選んで部品表を構成するなど)。
モノのあいだの「関係」を考えるうえで、実務上、一番に難しい点は、「関係」の網羅性です。つまり、「関係」が一つの取りこぼしもなく保全されていることを証明できることがモデルの構造上で最大の難点です。「関係」の網羅性を実現する技術を説明します。
6 05/24 集合(セット) 第2回で注意した「entityがデータベース上の集合(set)にならない」ことを詳細説明します--そして、entityを妥当な集合の整える技術を説明します。また、集合(セット)とクラスの違いを説明します。
7 05/31 多値関数 ひとつの記号(attribute)が複数・多数の値をもつことがあります(たとえば、商品単価として100円 [ 正価格 ] と 80円 [ 割引価格 ]など)。いわゆる「配列」の現象です。また、one-header-many-details の構造(たとえば、ひとつの受注HDRと複数の受注DTLなど)も事業では観られます。「配列」を多値関数の「OR関係」として、HDR-DTL構造を多値関数の「AND関係」として説明します。
8 06/07 クラス概念 モデル作成の構文論上の技術は、第7回までの技術で必要十分なのですが、事業を更に正確に分析するためにクラス概念を使ってモデルを整えます(F-真を追求します)。つまり、集合(セット)で作ってクラスで整える技術を説明します。
9 06/14 セット・アット・ア・タイムとレコード・アット・ア・タイム リレーショナル・データベースの基本的な内部構造を説明します。そして、リレーショナル・データベース独特なアクセス法であるセット・アット・ア・タイムの長所と弱点を説明します。
10 06/21 view と key、アトリビュート・リスト リレーショナル・データベースは、バージョンアップのなかで、indexing を搭載してきましたが、indexing はリレーショナル・データベースの内部構造とは無関係です(リレーショナル・データベースの内部構造 [ および、セット・アット・ア・タイム法 ] には、unique-key というindexing技術は全く関係はない(!) 完全に正規形(妥当な集合)になっているデータベースに対して、select と join を使って「驚異的な」パフォーマンスを実現する一撃必殺 I/O の技術を説明します。
そして、実務上、「真とされる値」を保証するために、データ項目間の「制約・束縛(contraints)」が網羅されていることがモデルに不可欠です。ただ、データ項目間の「制約・束縛」は、モデルの構造上の「論理」(logic)で明らかにされるものではなくて、個々の取引に付帯する条件です(モデルの構造図だけでは掴まえられません)。モデルの構造を補完するために、これらの「制約・束縛」を網羅して捕捉する技術(アトリビュート・リスト)を説明します。

テキスト・参考図書

テキスト
『データベース設計論──T字形ER(関係モデルとオブジェクト指向の統合をめざして)』(ソフト・リサーチ・センター)(ISBN:4883732169)

講師紹介

佐藤 正美

(株)SDI代表取締役

早稲田大学大学院卒業。(株)SDI代表取締役。専門分野はデータベース設計。主な著書に『データベース設計論〜関係モデルとオブジェクト指向の統合をめざして』(ソフト・リサーチ・センター)、『ITコンサルタントのスキル〜なにをいかに学べばよいか』(ソフト・リサーチ・センター)などがある。

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コード 110812

定員 15名

単位数 2

会員価格
受講料  ¥ 38,880
ビジター価格
受講料  ¥ 44,712


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